免疫療法でがんの病気を治療|最適な治療法で病気の進行を阻止

女医

がんの新しい治療法

病室

がんの治療法としては、手術や放射線を用いた局所療法、または抗がん剤を用いた全身療法があげられますが、現在は樹状細胞療法も研究が進められています。手術や放射線を用いた局所療法では転移のリスクから解放されませんし、抗がん剤には強い副作用があります。どちらにしても患者には大きい負担があります。しかし、樹状細胞療法は全身療法でありつつ副作用が少なくてすむ患者に負担をかけない療法として注目されています。樹状細胞療法とは、もともと人間の体内にある樹状細胞を用います。樹状細胞自身にはがん細胞を攻撃する能力はありませんが、がん細胞を攻撃できるリンパ球に攻撃指令を出すことができます。樹状細胞もリンパ球ももともと患者の体内にあるものなので、副作用のない治療となるわけです。ただこの治療法は保険適用外となる部分が多く、医療費が高額になることもあります。

樹状細胞療法は、樹状細胞を使って体内のリンパ球にがん細胞への攻撃指令を出す療法なので、抗がん剤のような即効性もなければ強い効果もありません。手術や放射能治療で行うように、がんの塊を除去することもできません。なので、樹状細胞療法は単独で行うには効果がないこともあります。手術や放射線治療でまずがんを塊ごと除去した後に再発予防のために副作用のない樹状細胞療法を行うことが推奨されています。しかし、樹状細胞療法は2014年に行われたアンケートによれば医師の3割程度にしか認知されていな治療法で、大学病院を中心とした大病院でしか治療が受けられないのが現状です。樹状細胞療法はまだ研究途中の治療法で今は治療データも少ないですが、これからますます発展していく分野なので、治療に関心がある人は常に新しい情報に耳を傾けることが大切です。