免疫療法でがんの病気を治療|最適な治療法で病気の進行を阻止

女医

時間に縛られない血液浄化

医師

自己管理できる人に最適

腎臓機能が低下して慢性腎不全になると、人工透析が必要になることはよく知られています。人工透析は長時間ベッドの上で安静にしていなければならないため、拘束力の強いイメージがある点も否めません。そんな常識も、近年は新しい治療法の登場によって変わりつつあります。血液を浄化するためにダイアライザーを使う従来の方式に対して、自分自身の腹膜を使う新方式をPD(腹膜透析)と言います。PDの開始に先立っては、あらかじめ腹膜にカテーテルを埋め込む手術を行ないます。透析液を入れたバッグを体に装着し、このカテーテルを通して液を体内に入れていくのです。腹膜を通して血液が浄化され、老廃物が別のバッグへと排出されます。それらの液を入れたバッグは、1日に決められた回数だけ自分で交換することになります。そうした管理ができる人なら、週に3回という高頻度で通院する必要もなくなるのです。自宅や職場で続けられる新しい透析治療として、このPDに注目が集まっています。世田谷区内の内科クリニックでも、慢性腎不全の患者さんでPDを選択する人が増えてきました。衛生面も含めた自己管理が可能な人には最適の透析治療と言えます。

残存腎機能も保護される

世田谷区は都内でも人口が最も多く、ビジネス街の多い地域に比べてベッドタウンの様相も呈しています。世田谷区内にはおよそ2千人の慢性腎不全患者が存在すると推定されますが、そのうち何割かは働きながら透析治療を受けています。仕事の忙しい人にとって、週3回4時間ずつという長時間の拘束は大きい負担です。そんな人でも、PDなら時間に縛られずに血液の浄化ができるため仕事を早退する必要もなくなります。近年では世田谷区内の内科クリニックでも、慢性腎不全の治療にPDを第一選択として勧めるところが増えてきました。ダイアライザーを使う血液透析と比べても、PDは血圧低下や体調悪化のリスクが低いと言われます。患者さんのQOL(生活の質)を維持していく上で、PDはメリットの多い透析治療なのです。慢性腎不全と診断された患者さんの中には、残存腎機能が見られる例も少なくありません。PDは残された腎機能を保護する上でも血液透析よりも有利と考えられています。比較的短時間で血液を一気に浄化する方法より、長時間かけてゆっくり浄化する方が腎臓に優しいのです。メリットの多いPDを選択する人が、今後さらに増えるものと予想されます。